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■台南で称えられる日本人、八田與一!
近くて遠い国「台湾」。日本とは正式な国交がまだ結ばれていない、しかし民間交流は活発である。今回、神奈川県議会日華親善議員連盟訪華団の一員として、台南から台北までの4泊5日の親善視察に行ってきた。
八田與一という日本人技術者が戦前築いた、当時世界一といわれたセミ・ハイドロリック・フイル工法の烏山頭ダム(八田ダム)を見学、延長が約一万六千kmに及ぶという、万里の長城より長い用水路も築き、台南を台湾最大の穀倉地帯にした。その八田の功績については、いまだに地元の農民が讃え、銅像も守り続けられていた。
台湾新幹線も日本からの技術援助により今秋開通予定で工事中、台北から高雄まで約1時間で結ぶという、台南新駅も畑の真ん中に建設中、かつての新横浜のようである。
山紫水明の地「日月潭」では、日本から返還された玄奘三蔵の遺骨をまつる「玄奘廟」や、台湾最大規模の一対の獅子像があり、孔子や関羽などをまつる「文武廟」などを見学。
1999年9月の台湾大地震の震源地「集集」では崩れた寺院が当時のまま保存展示されていた。
■私は二十二年間日本人だった!(李登輝)
今回の台湾訪問最大イベントのひとつである、李登輝前総統の表敬訪問は、三十分の予定が一時間以上になった、長身でがっちりとした、とても82歳に思えない体躯、堪能な日本語で立ったままほとんど一人でしゃべり続けるパワーには圧倒された。李前総統からは「自分は22年間日本人であった」との、大の親日家らしい言葉から始まり、何事も「誠」を持って実行する、という日本精神や、指導者の条件として、?信仰を持ちなさい、?イヤな仕事を進んでやる、?世論に惑わされるな、?公私の区別をはっきりしなさい、?いつまでも権力にしがみつくな、との5項目の要件などを精力的に伺った。台北県議会では4期十六年間も議長をやっている許議長や陳副議長と懇談、その後議場を視察、議席は抽選で決定、興奮を押さえたり連携をとる為全議席に電話が設置されている。また議会記念館があり議会の資料が展示されていた。国民党中央委員会を訪問、林秘書長からは次回選挙では必ず与党に返り咲くとの強い意思表明があった。
三民主義を唱えた中華民国建国の父「孫文」の業績を讃えた「国父記念館」。蒋介石の偉業を讃えた台湾最大の公共建築物「中正紀念堂」。そして世界五大博物館に数えられる中国五千年の歴史文物を集めた「国立故宮博物院」を見学、現在一部改装中でリニューアルオープンは来春になる。また今台湾一の名所、ついこの間まで世界一の高さ508mを誇った、「台北一〇一」の展望台から、ここ数年で大きく変貌をなしたという、台北市内も見学できた。
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